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旅の思い出 香港編

香港への旅は毎回どうかしている。体力的にもう同じような旅はできそうにない。

香港へ初めて行ったのは2017年5月末。そして、2回目は2019年の7月。どちらもタイミングよく、安くチケットを手に入れることができたからだった。

とはいえ、LCCの香港エクスプレスを使って行くので、往復で3万円でおつりが出るほどなのだけど。
出国便は、深夜1時に羽田を出て、翌朝5時くらいに香港に到着。帰国便は23時に香港を出て、翌朝に成田に到着。旅の日程としては4日あるけれど、ホテルには1泊しかしていない。

するとどういう流れになるかというと、まず香港国際空港で入国したら、空港の広々としたロビーに向かう。早朝だというのに混雑している座席から、空いている席をがんばって見つける。空席を見つけたら、背負っていたバックパックを抱えつつ寝る。7時くらいに起きだして、空港内の店舗で朝食を食べるというわけだ。

深夜便で移動しているので、飛行機の中で寝てもまだ眠い。早朝のロビーには同じような民がたくさんいるので、トラブルもなくよく寝れる。
滞在時間を極力長くしたいものの、香港のホテルって狭いのに高くて嫌だなあという思いがこうした行動を生んでいた。他人には、大手を振ってお勧めはできませんが……。

成田への帰国便も夜遅い時間なので、余裕がある。香港の夜景を彩る「シンフォニー・オブ・ライツ」のショーを見てから空港に向かっても問題はない。空港行のバス停を探してみたものの、よく分からず慌ててエアポートエクスプレス(速いけどそれなりのお値段)に乗ったこともあったけれど。

例えば金曜の夜に日本を出発して、日曜の早朝に成田に帰ってくるというこのパターンにも問題はある。
ホテルをチェックアウトした後に、のんびりと休憩できる場所がない。

大きい荷物はコインロッカーに預けるなどして、休みたくなったらカフェに入ればいいじゃないかって?積もり積もった疲れを解消するため、寝て体力回復したいんだよ……!
そういうわけで、3回目の香港があるとしたらせめて2泊はしようと思う。

便利の良さから、2回とも尖沙咀の中心部のゲストハウスに泊まった。
香港の地価が高い影響もあるのか、ゲストハウスの部屋はものすごく狭くて、ベッド、シャワールーム、以上!みたいな作りだった。当然、スーツケースは広げられない。
世界の果てまでイッテQ!』内で、ヘルメットおじさんブラックが香港の宿にブチ切れてたことがあったと思うが、まさにあの状態である。
ドラッグストア前でスーツケースを広げて、買い込んだお土産を詰め込んでいる人々をしばしば見かけたが、ゲストハウスの部屋が狭かったせいなのだろうか。

1回目の旅も、2回目の旅も主に街歩きを楽しんだ。
例えば、屏山文物径の古い街並みを見に、新界と呼ばれる九龍半島の北側の方まで足を延ばした。街の雰囲気が気に入って2度行った。
1回目の旅で行った香港歴史博物館も楽しかった。展示の説明文は読めないなりにも、漢字を使っている広東語と英語を組み合わせればなんとなくの意味は取れるのだった。

2回目の旅で手に入れた、香港のバスのシート柄のエコバックはお気に入りだ。ランガムプレイスというモールの中にある「80M巴士専門店」で手に入れた。香港の乗り物に関するグッズを売っている店ということで、お土産になりそうなアイテムも揃えている。 f:id:hitton74214051:20211025152945j:plain この椅子は香港国際空港の座席だな……

ランガムプレイスでは、あいみょんマリーゴールドが何度も流れていて「ここは日本……?」と戸惑った。

2019年7月といえば、ちょうど民主派デモの参加者と警察のぶつかり合いが激化していたころ。
運よく騒ぎに遭遇することはなかったが、訪れた翌週に香港北西部の街、元朗で犯罪組織「三合会」とみられる集団が周囲の人々を無差別に襲撃したらしい。この旅行中、元朗には目当ての料理を食べるために訪れていた。旅行の日程が1週間ずれていたらと考えるとぞっとする。