小さい生き物が動物に乗っているのって、めちゃくちゃ可愛くないですか?ぜひ乗せましょう。 ※この記事を書いているときのUnityのバージョンは2019.4.31.f1です
使用したアバター
改変に使用するアバターはこちらです。柴犬アバターを購入した後、「こんちゃんを乗せたらかわいいのでは?」とひらめいてしまいました。
柴犬にロポリこんちゃんを乗せる方法
まずは、PC用アバターの準備をします。
柴犬アバターのセットアップ
普通のアバターセットアップと同じ手順を取れば問題ありません。
つまりはVR Chatのアバター用SDK、ダイナミックボーンをUnityにインポートした後、柴犬アバターのUnityPackageをインポート、Scene内に設置するということです。
ロポリこんアバターのセットアップ
アバターデータのインポート
ロポリこんのUnityPackageをインポートします。
自身での改変済みのデータを使いたければ、改変後のfbxファイルやそれに付属するテクスチャ等をインポートしてください。
インポートしたら、こんちゃんをSceneに設置します。
私は改変後データを使用したのでfbxファイルを利用しました。
無改変こんちゃんのprefabを使う場合には、こんちゃんにくっついているVRC Avatar Descriptor(Script)などを削除した方がいいのかもしれません(試してないけれど、消さないと柴犬とダブってエラーが起きそう)
大きさの調整
犬に乗せるのにちょうどよさそうなサイズに変更します。大きさは各々お好みで。
私は柴犬を1.2倍、ロポリこんを0.8倍としています。
ロポリこんアバターのポーズをつける
犬に乗っているような体勢になるよう、腕と足のボーンの角度を調整してポーズをつけます。
ポーズをつける際には、こちらの無料ツールを使いました。
ポーズをつけた結果はこちら。 足で芝犬の胴体を挟んで、柴犬の後頭部に手を添えるような形にしています。
柴犬にこんちゃんを乗せる
Unity上で柴犬の上にこんちゃんを置いただけではVR Chatで反映されないので、柴犬のボーンの中にこんちゃんを入れ子にします。
その他微調整
こんちゃんの初期表情はデフォルトからいじっています。 Lowpoly_konのInspector内にあるSkinned Mesh RendererのBlendShapesを調整して、ちょっと得意げな感じで犬に乗っている顔にしてみました。
また、犬に合わせてこんちゃんのアウトラインを太めにしています。こちらはShaderの設定にあるOutline_widthからお好みの太さで。
リップシンク先の変更
声を出した時に柴犬の口が動く状態になっているので、犬の上に乗っているこんちゃんの口を動かすように変更しました。
柴犬(Shiba Inu)のInspector内にあるVRC Avatar Descriptor(Script)にあるLipSyncのFace Meshをこんちゃんを指定しています。
表情アニメーションの作成
ハンドサインで柴犬とこんちゃんの表情が変わるよう、表情アニメーションを作成します。 私の環境ではツールでの表情アニメーション作成がうまくいかなかったため、Unityのアニメーションウィンドウ(Ctrl+6)でぽちぽちと設定しました。 柴犬の表情(Shiba_FX)に設定されているハンドサインのアニメーションと作成したアニメーションを置き換えます。
こんな風に犬とこんちゃんの表情が連動するようになりました。
アバターをアップロードする
普通にやれば問題なし。
こんちゃんを乗せた芝犬アバターのできあがりです。VR Chat内を犬に乗って爆走しましょう。
Quest対応
こちらのツールを使って、PC用アバターを変換しました。 booth.pm
(ちゃんとするなら、Quest用こんちゃんを使ってポーズつけたりした方がいいのかもしれないけど面倒で……。)
いろんな動物に乗ってみよう
Boothにはたくさんの動物アバターが販売されています。 お好みの動物の背中に乗せてみましょう。
お兄さん、お姉さんアバターに肩車してもらうのもいいかもしれませんね……!
おまけ
こちらは生き物を重ねまくってみた結果。このこんちゃんには表情などは設定してないので、代表して犬の表情と口が動きます。
使用したアバターはこちらです。